2007年2月10日 (土)

古谷一行のあの声・・・

今日は、朝から晴れてんだか曇ってんだか分からない、そんな天気。
しかもソレで土曜日ときた日には、まるで何もやる気が起こらず、私は
昼間っからフテ腐れた状態で、畳の上に寝転がって、ショージくんの
丸かじりエッセイを読んでいた。そんな所へ外出してた夫が帰宅。
「ツタヤでおもしろいもん借りてきたよ。」そう言って、私の目の前に
差し出したモノ、それは「横溝正史の世界・金田一耕助の冒険」という
タイトルのCDだった。「あら!!!」死んだ魚のような目をしてたのに、それを
見た途端、私の目は、少女漫画の恋する乙女のような瞳になった。
そういえば、金田一がらみで「あら!!!」は今週2度目である。
先日、取材で腹肉ツヤ子さんにお会いした時だった。腹肉さんが「岡山県出身」
というのを聞いて「あら!!!」と私は小躍りした。そして仕事も忘れて
嬉々として腹肉さんにガブリ寄った。「岡山っていったらじゃあ、
金田一の事件頻発地帯出身なんですね!!」・・・・しかし、岡山県民は、
こんな事言われても、どう答えていいのか困るらしい・・・
「はぁ?」と腹肉さんに言われて、ハッと我に帰った私であった・・・。
そんなわけで、今回借りてきたこのCD。
ジャケットは角川文庫版「悪魔が来りて笛を吹く」の表紙イラストが、
そのまま使われており、横溝正史の推薦文も添えられてある。
金田一の小説を音楽化した内容との事で、他にも貴重なボーナストラック満載。
大野雄二の名曲「犬神家の一族」のテーマ曲に山口洋子が歌詞をつけた
「愛のバラード」とか、毎日放送「横溝正史シリーズ」のテーマソング、
茶木みやこの歌う「まぼろしの人」とか、そんな名曲てんこ盛りで、
私のハートは色めき立った。が。そんな名曲揃いの中に
・・・・「糸電話・古谷一行・・・・?」・・・あろう事か、古谷一行は
金田一を演じるだけでなく、なんと、TBS「金田一耕助シリーズ」の
主題歌まで歌ってたのである。その主題歌が「糸電話」・・・知らなかった・・。
そのレコードのジャケ写はセピア色で
「羽織袴の金田一ルックに身を包み、指にタバコを挟んで、渋ヅラをした古谷一行」が
写っており、その写真の真ん中にオレンジ色の文字でタイトルが・・「糸電話」・・・・
一体これのどこが金田一なのか?そもそも、古谷一行って、歌なんか歌ってたか?
水谷豊や、中村雅俊の歌声は聞いた事あっても、古谷一行の歌声なんて聞いたが事ない。
私が恐る恐るCDを再生してみたのは言うまでもなく。
・・・・・・そして僕は途方に暮れた。というか仰天した。
「これが古谷一行の歌声!!??」メロウなテンポに乗って流れる古谷一行の
その歌声は、いつものあの声ではなく、普段の声をふた周り以上ほっそりとさせたような
そんな声だった・・・川島なお美と競演した失楽園・・・木の実ナナとの名コンビが
おりなす、元祖・混浴露天風呂シリーズ・・・「糸電話」からは
そこで聞いた古谷一行の声は聞こえなかった・・・
「君はこんな体をしていたのか・・?」と、古谷一行は
「失楽園」で、川島なお美に聞いていたが、「君はこんな歌声だったのか・・?」と
私は逆に古谷一行に聞きたいと思った・・・そんな土曜日の午後3時・・・部屋に流れる
古谷一行の「糸電話」・・・・天気は曇天・・・気が付けば私の目は、また、
死んだ魚の目に戻ってた・・・・。

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